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Hudl.com内のBlog記事”Performance Spotlight: Jami Mülders, German Women’s Field Hockey”より(画像とも)。

ビデオの力をチームに取り入れ、リオオリンピックでの銅メダルという成果を勝ち取った。


2012年にJami Müldersがドイツ女子代表チームのヘッドコーチに就いて最初に気づいたこと、それは、彼がこれから指導するチームは自分たちの時間を十分に活かし切っていないこと、そしてビデオをレビューするための機材が揃っていないことだった。ビデオミーティングはチームのスケジュールに組み込まれていたが、選手たちはその効果を十分に理解しておらず、ただミーティングを長くするくらいのものだと考えていた。

そんな彼女たちの心構えをMüldersが変えるのに、そう時間はかからなかった。

Müldersはチームのワークフローの中に継続してビデオを取り入れた。しかし一方で、選手を困惑させないよう、慎重に、ビデオセッションは20分から長くても30分までにした。

「彼女たちは、少人数のグループで振り返りをすることが好きなんだ。いろいろなことを、より個人的に、より長く話すことができて、すべてを明確にできるからだ。」Müldersは言う。「彼女たちはまた、いろんな対戦相手のデータベースから作ったビデオを見て、次の試合で起こりそうなことについてのアイディアを練ることを楽しんでいる。それがとても心地いいようだね。」

Müldersは、選手たちを困惑させることなく重要な情報を伝えられたことが、8月のリオオリンピックでの銅メダルに結びついた、と確信している。Müldersは、ハーフタイムにビデオとスタッツデータを見るために、パフォーマンスアナリストを大会に帯同した。

 

ゲーム終了後、それぞれのポジションに合わせたプレイリストが作られる。おかげで選手たちは、自分たちの目的に明確に焦点を絞ることができる。これはミッドフィールダー、オフェンス、ディフェンスのグループでのコーチングセッションでレビューに使われるし、チームセッションの後、選手はさらに小さいグループに分かれてビデオレビューを行なっていた。

Müldersによれば、良いアナリストであるための鍵は、自分の役割を理解し、コーチと選手が使いやすい、そして理解しやすい情報を供給することだ。

「データの使い方に誤りがなく、そして、決して自分がコーチになろうとはしないことだ。」Müldersは続ける。「常にコーチに対して協力的な姿勢でいる。コーチのリクエストするものすべてを用意し、常に目標へのプロセスについて考える。そのプロセスを向上するための選択肢を示すことができる。しかし、決して1人で何かをしようとはしない。常に選手を第一に考えること、それこそが最も重要なことだ。」

 

「私に3人目のコーチは要らない。私に必要なのは、ゲームのことを理解し、ゲームの先を読んでくれる『誰か』だ。さらにその人が、最終的に私の力がなくてもワークフローとセットアップをうまくやってくれることが何より大事で、そうすれば、私は余分なエネルギーを使う必要がなくなる。」

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Müldersはビデオと分析に関する仕事に関心を持っている、若いプロフェッショナルたちを勇気づけてくれる。アナリストはゲーム中のすべてのアクションを、コーチにとってもっと意味のあるものにできる、信じられないくらい重要な役割だからだ。

「彼らは、データに語らせる。だからゲームの中で実際に何が起こっていたのか、違った印象を受け取ることができるだろう。」そう彼は言う。「もし若い人がスポーツチームの一員となって、例え日が当たらなくても、とてつもなく重要な立場になれるとしたら、それはスポーツの仕事の中でも、最高のものだ。仕事のチャンスはいくらでもあるし、任せてくれるコーチの下でなら、いくらでも創造することができる。それは、何よりも影響力のある仕事だよね。」

Müldersドイツホッケーチームについての情報は、Twitterでフォローできる。

(翻訳:橘 肇)

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