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スポーツテック社ニュースレター2011年6月号の記事より翻訳 (写真とも)

76ersのパフォーマンス・アナリストMonte Shubik氏は、NBAレギュラーシーズンの82試合をライブでコーディングします。SportsCode Elite を試合中のコーディングに使い、ゲーム後にはさらに4人のアシスタントとヘッドコーチがElite Reviewを使って、両チーム、そして個人のパフォーマンスを分析します。

コーチたちはそれぞれ、自分がゲームをどうコードし、どう編集したいかという要望を持っています。あるコーチはゲームの流れを見たいと思い、また別のコーチはディフェンスの局面だけを見たいというように。その目的に合わせ、ソーターウィンドウを使うコーチもいれば、フラギングを使うコーチもいるのです。

76ersのディフェンスコーチたちは、ディフェンスの局面だけを見ます。そしてどのようにディフェンスの局面がスタートしたかを確認するため、ディフェンスのインスタンスの前に3秒のリードタイムを加えています。Eliteのソーターウィンドウはこのワークフローを完結させるのに必要な機能です。コーチたちはすべてのディフェンスプレーに評価をつけ、また個人プレーに対しても評価をつけています。この評価付けが終わった後、ヘッドコーチにリポートを出すのです。

そのほかのコーチたちは、ゲームを流れのまま(オフェンスもディフェンスも通して)に見るのですが、見ている間にフラギングの機能を使って、必要なインスタンスに「フラグ」を付けていきます。フラギングの機能を使うためには、リードタイムなしでオフェンスとディフェンスのインスタンスが作られていなければいけませんし、インスタンス同士がオーバーラップしていたり、相互に結合してしまったりしていても都合が悪いのです。

この要望をみたすためのインスタンスを試合中に作成し、試合後すぐにコーチたちに提供するためのワークフローが以下の手順です。

コーディングのプロセス
1. デフォルトリードタイムを3秒に設定しています。
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2. ライブでOffense、Defenseの2行のコーディングを行います。ゲームの終了時には、ディフェンスコーチが必要とする、3秒のリードタイムのついたDefenseのインスタンスができあがっています。しかしここで、ゲームを流れのままに見てフラギングの機能を使う必要がある他のコーチのための、もうひとつのステップが必要なのです。
3. ゲーム終了後、Monte氏はオフェンスとディフェンスの行をそれぞれ複製します。
4. タイムラインには4つの行、すなわちOffense、Offense (1)、Defense、Defense (1)ができあがります。
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5. 複製したOffense (1)とDefense (1)の行において「編集」>「インスタンスの長さと位置の調整」メニューを使い、デフォルトリードタイムを使って加えていた3秒をインスタンスのIN点から取り去ります。このとき、インスタンス同士がオーバーラップしないように実際には「3.1秒」を差し引きます。
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6. そして、複製したOffense(1)とDefense(1)の行をハイライトし、「選択したインスタンスの行」を作る機能を使って、ゲーム全体を通して見るための行を作ります。ディフェンスコーチ以外のコーチたちはフラギング機能を使いながらこの行を再生するのです。

Joe Boyle氏(スポーツテックUSA、シニア・アカウントマネージャー)
(翻訳:橘  肇)

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