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エリート・スポーツの現場とスポーツコード – ラグビー・アルゼンチン代表の元テクニカルが語る…
スポーツテック社ニュースレター2012年5月号の記事より翻訳 (画像とも)

 

世界にあるSportstecの支社や、私たちのようなディストリビューターで働くメンバーは、それぞれさまざまな経歴を持っていますが、共通しているのは「スポーツが好き」で「スポーツの世界で生きていきたい」という気持ちを持っていることでしょう。その中にはNBAなどのプロスポーツチームや、ナショナルチームで実際にコーチや分析のスタッフを務めてきたメンバーも少なくありません。今回はその中から、アルゼンチンにいる南米のディストリビューター、Nicolas Basdediosさんのリポートをお届けします。

私は13年間、ラグビーアルゼンチン代表、ロス・プーマスのスタッフを務めてきました。10年前にSportsCodeと出会うまで、私はいくつかのビデオ編集アプリケーションを使っていました。しかし今や、私はSportstecの一員です。私はスポーツコードの熱烈なファンであり、中でも特にSportsCode Eliteの機能、ムービーオーガナイザーがお気に入りです。(訳者注:ムービーオーガナイザーはProにもあります)

この記事を読んでいる皆さんの中にも、SportsCode Eliteを使っている人がたくさんいることでしょう。そこで、トップレベルのスポーツでの経験から、試合前、試合中、そして試合後において、SportsCodeがどれだけ他のアプリケーションと違い、驚くほど便利で、不可欠なものなのかを少しお話ししましょう。

ハイレベルのラグビーの試合になると、試合中のコーチボックスでは、それぞれ別のアングルからの3つのビデオをキャプチャしています。ビデオアナリストはライブコーディングを行い、選手のワークを分析し、そこから多くの情報を供給してくれます。これらの情報は重要ですが、日々のビデオセッションのためのビデオクリップを選択し、作り出すのに一番良い方法は何でしょうか?こういうとき、ムービーオーガナイザーはコーチにとっての必須のツールです。ムービークリップを簡単に好きな順番に並べ、選手に伝えたいメッセージとともに組み立てることができるからです。

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チームのメンバーは年間で10~12週間をともにします。ツアーや地域の大会の期間中、ヘッドコーチとアシスタントコーチにとって、週の予定にビデオセッションの予定を組み込むことは不可欠です。トレーニングのかいあって、コーチたちは数クリックでビデオのセグメントを選択し、好きなように編集できるようになりました。コーチたちはこのツールを気に入り、まさに愛しています!ドラッグ&ドロップで簡単に順番を変えることができ、Edit Windowを使えばフレーム単位で長さ調整もできます。もし皆さんがムービーオーガナイザーを使っていなかったり、まだその便利さに気づいていないとしたら、いますぐ始めましょう!

一方、サッカーは非常にダイナミックなゲームです。多くのタイムアウトがあり、ボールは常に動いています。それゆえ、ライブコーディングはラグビーのようにはシンプルではありません。こういうときにiCODAのオンラインコーディングは欠かせません。ゲーム中に複数のiPadからXMLファイルをリアルタイムに読み込めば、プレーヤーごとの分析、チームパフォーマンスの分析といった情報の獲得は劇的に向上します。ベンチに情報を送ることも、ハーフタイムに選手に見せることだって可能になり、ゲームに勝つために戦術の細部を見直すことができるのです。

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アルゼンチンのサッカーでは、エリートチームの間の実力は拮抗し、ほんの少しのことがゲームの勝敗を分けます。細部をおろそかにしないチームこそが勝者なのです。数週間前、私は国内のある強豪チームのコーチボックスにいて、コーチがハーフタイムに選手にレビューするための分析作業をサポートしていました。彼らにとっては(オンラインコーディングは)驚きだったようです。試合終了の瞬間、コーチは私を抱きしめんばかりでした。その「ハグ」は私に対してだけでなく、Eliteを使うすべての「クリエイター」に対してのものでしょう。

SportsCode EliteとiCODAを使った「オンラインコーディング」は、ライブでのパフォーマンス分析のための最高のツールといっても過言ではありません。高いレベルの競技になればなるほど、細部へのこだわりが勝者と敗者を分ける違いとなるのです。

For want of a nail the shoe was lost.
For want of a shoe the horse was lost.
For want of a horse the rider was lost.
For want of a rider the message was lost.
For want of a message the battle was lost.
For want of a battle the kingdom was lost.
And all for the want of a horseshoe nail.

釘がないので 蹄鉄が打てない
蹄鉄が打てないので 馬が走れない
馬が走れないので 伝令が乗れない
伝令が乗れないので 命令が届かない
命令が届かないので 戦いに敗れた
戦いに敗れたので 国が滅びた
すべては蹄鉄の 釘がなかったせい
(For want of a nail 釘がないので – マザーグースの歌)

Nico Basdedios / Sportstec Latin America

(翻訳:橘  肇)

 

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