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はじめに – 10回目の開催を迎えるにあたり

3月12日(土)開催の第10回ユーザーカンファレンスまで、いよいよあと1か月を切りました。今回は、ここ数年よりも1か月ほど早い開催日になったため、現在、私たちスポーツコードの営業メンバーだけでなく、オフィスのスタッフも総出で準備を手伝ってくれています。この場を借りて、まず仲間たちに感謝したいと思います。

しかし、2005年にスタートしたこのカンファレンスをここまで続けることができたのは、いち早くスポーツコードを導入し、現場で使う中で得た知識やノウハウを快く共有してくださったユーザーのかたの存在に他なりません。そうしたユーザーのかたへの感謝の気持ちも込め、今年の開催日までに、過去9回のカンファレンスを振り返ってみたいと思います。

開催日まで、どうかおつき合いください。

 

第1回スポーツコード・ユーザーカンファレンス(2005年)

この年の春、弊社が取り扱うスポーツデジタルツールスポーツコードを始めとする、測定、分析、評価のためのコンピュータ関連商品)をフィジカルトレーニングの中に活用することを目的とした自社施設「ADSSデジタルスタジオ」(現在のC.C.S.=コンディショニングセンター品川)がスタートしました。第1回のユーザーカンファレンスは、そのオープニングイベントとして企画したものです。

スポーツコードの販売を始めてからちょうど5年が経ち、ユーザー数は80に届いた頃でしたが、次第にユーザーのかたがたから「他のチームや競技の人たちがどう使っているのかを知りたい」「もっといい使い方がないのか知りたい」という声を聞くようになっていました。当時のプログラムを振り返ってみましょう。

<開催日>
2005年3月26日(土)10:30〜19:00
<会場>
ADSSデジタルスタジオ
<プログラム> ※ 講師のかたのご所属・肩書きはすべて当時のものです(敬称略)。
10:30〜 開会あいさつ
10:50〜 テクニカルセミナー1「スポーツコードの最新情報」
11:40〜 テクニカルセミナー2「スポーツコードの日常メンテナンスとFAQ」
13:30〜 キーノートレクチャー1「慶應義塾大学スポーツ医学研究センターのスポーツコード活用」
 石橋 秀幸(慶應義塾大学スポーツ医学研究センター)
14:00~ キーノートレクチャー2「パーソナルトレーナー必携ツールとしてのゲームブレーカー」
 北本 文男(株式会社スポーツプログラムス、富士通女子バスケットボール部)
14:45〜 ユーザーリポート「スポーツコードデータの効果的なフィードバック」
 1. 高山 貴士(慶應義塾大学硬式野球部)
 2. 福島 豊司(財団法人日本ソフトボール協会)
 3. 宮尾 正彦(トヨタ自動車ラグビー部)
 4. 西村 一帆(東海大学ラグビー部)
 5. 白鳥 由佳(嘉悦大学バレーボール部)
 6. 長谷川 裕(S&Cプランニング社)
 7. 大倉 孝一(アスリートサポートBA’s)
 8. 澤田 勝(株式会社スポーツプログラムス)
18:00〜 懇親会・ユーザーリポート表彰式

ユーザーが作る会に

このプログラムを考える際、私の頭の中にあったのは「参加者からの発表で作り上げたい。」ということでした。つまり、トップレベルの人たちと学生が同じ会場の中で、自分たちのスポーツコードの使い方について披露し、それに対してアドバイスを送り、ともに発見、成長する機会にしたいと思ったのです。

特に大学のスポーツチームにはまだ分析担当という役職はほとんどなく、スポーツコードやゲームブレーカーの導入に伴って、その役職に指名された学生や大学院生たちが、一生懸命に工夫しながらチームのために役立とうとしていました。そんな学生たちの努力を、日本代表や日本リーグのチームスタッフの人たちが見て、どんな感想を抱いてくれるだろう、それも非常に楽しみでした。

当日朝まで準備に追われ…

いよいよ開催の当日、会場に集まったユーザーは26名。協賛してくださった企業やメディア関係の方を合わせて、第1回の参加者は32名という記録が残っています。スタジオの半面に並べた10台のテーブルは満席となりました。

弊社社長比佐の挨拶、そして参加者の増えた今では難しいのですが、お一人お一人の自己紹介からカンファレンスはスタートしました。午前中はまず「テクニカルセミナー」と題し、当時の最新バージョン5.4の特徴について、そして、スポーツコードやMacintoshコンピュータについて、よく受ける質問やトラブルについての解説コーナーを設けました。

この時の私のプレゼンテーション内容に「ビデオのコーデック」「ディスクのメンテナンス」「USB1.0と2.0の違い」といった項目が並んでいるのを見ると、Mac上でビデオファイルを扱う上で、いろいろな周辺知識が必要だったこの時代を感じます。会場の準備は前日の早い時間に終わったのですが、その後にこの自分のプレゼンテーションを作るため、スタジオに泊まり込んだのも懐かしい思い出です。スタジオへの泊まり込みは翌年も続いたのですが、さすがに当日の司会進行に差し支えると思い、次の年からはスタッフの誰にも言わず、近くのホテルに泊まっていました…

多彩なキーノートレクチャー、そしてユーザーリポート

話はプログラムに戻ります。キーノートレクチャーとして、映像の活用と選手へのフィードバックを広い視野から話して欲しいという私の依頼を、慶應義塾大学スポーツ医学研究センターの石橋秀幸様、そして、株式会社スポーツプログラムスでストレングス&コンディショニングの仕事をしている北本文男が引き受けてくれました。石橋様は勤務するスポーツ医学センターに複数のスポーツコードやゲームブレーカーを揃え、それを各運動部の間で調整しながら運用してくださっているという話、北本は、自分が指導に携わっているバスケットボールのチームに対して、トレーニングから試合まで、選手とのコミュニケーションを円滑に行うためのツールとして、ゲームブレーカーを様々に使っている話をしてくださいました。

学生と日本代表スタッフが同じ舞台で…

いよいよユーザーリポート。野球、ソフトボール、ラグビー、バレーボール、サッカー、そしてトレーニング指導と非常にバリエーション豊かなご発表が並びました。

前年秋の東京六大学野球で優勝した慶應義塾大学野球部、アテネ五輪で銅メダルを獲得したソフトボール代表チーム、前年にトップリーグ昇格を果たしたトヨタ自動車ラグビー部、日本ラグビー界で最初の導入チームである東海大学ラグビー部、やはり前年のインカレで優勝した嘉悦大学バレーボール部と、チームスポーツの戦術面での分析のリポートが続いた後は、長谷川様がサッカーの試合中の動きを観察してトレーニングに活かすこと、野球チームのトレーナーを務める大倉様が練習中の投球フォームの撮影とフィードバックについて、そしてADSSデジタルスタジオのスタッフは、トレーニング指導の中でのゲームブレーカーの活用についてプレゼンテーションをしました。

次回開催への励み

ご発表の終了後は、会場内でごくごく簡単な軽食の懇親会を開き、ユーザーリポートの最優秀賞として、慶應義塾大学野球部の高山貴士様に表彰状と副賞を贈らせていただきました。 当時、スポーツでのビデオ分析についてのセミナーや講習会というものがほとんどなかった中で、この懇親会では参加者の皆さんに「ぜひ次回も」という声をいただきました。振り返ってみればこのことが、スポーツ情報分析の普及、そのためのスポーツコードの販促という仕事に自信を与えてくれたように思えます。

*講師のかたのご所属・肩書きはすべて当時のものです。
*当時ご参加のかたで、写真が欲しいというご希望がございましたらお送りします。ご連絡ください。
(文:橘 肇) 

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