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2013 スポーツコード・ユーザーカンファレンス「情報分析の“道”を創る」
2013年3月23日(土) 於:品川区立中小企業センター 大会議室
主催:有限会社フィットネスアポロ社、株式会社スポーツプログラムス

2005年の第1回以来、6年連続で開催していたユーザーカンファレンスですが、諸事情により2年間休止していました。しかしここ数年、スポーツコード・ユーザーの数が急速に増えていく中、ユーザーカンファレンスを始めたときの原点である「ユーザーへの情報の還元」「ユーザー同士の交流」こそ、いま私たちが提供すべき最大のユーザーサポートであると改めて感じ、3年ぶりの開催に至りました。

7回目となった今回のカンファレンスは、「情報分析の“道”を創る」というテーマを掲げました。スポーツコードの日本での普及に取り組んで13年、年々強く感じるのは「使う人がいて、初めてソフトウェア(道具)は活かされる」という、当然すぎるほど当然の事実でした。そこで講師には「情報分析」を自分の強みとして、スポーツ界に新しい“道”を切り開いてきたスペシャリストのかた、そして次代を担う人材の“道”を開くための環境整備に力を注いでいるかたをお招きしました。

開催当日、会場の品川区立中小企業センターには40名を超えるご参加者がお集まりくださいました。

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※写真(提供:月刊トレーニング・ジャーナル様)   .

1日のプログラムはまず、バスケットボール女子日本代表のテクニカルスタッフを務めてこられた、恩塚亨様(東京医療保健大学)の基調講演で始まりました。
「どうしても日の丸をつけてバスケットがしたい!」と思い立ち、自らスポーツコードを購入してボランティアでサポートを始めるところから、バスケットボール協会の中に情報分析のチームを作り上げるまで過程は、まさに今回のテーマである「“道”を創る」を体現されていました。
その過程で何よりも大事だったことは、まずスタッフや選手との間の「信頼関係」を築くこと、そして「情報分析という仕事を通じて、あなたの役に立ちたい。」という気持ちであるというお話は、情報分析というデジタルなものであっても、それが活かされるにはアナログな人と人との関わりあいが基本であることを、改めて強く感じさせました。

午後の最初のセッションは「日本ラグビー界の”テクニカル”、歴史と未来を語ろう!」をテーマに、3名の元日本代表テクニカルのかた、宮尾正彦様(トヨタ自動車ヴェルブリッツ – 当時)、秋廣秀一様(NECグリーンロケッツ – 当時)、前田祐樹様(豊田自動織機シャトルズ)がプレゼンターを務めてくださいました。
まずお一人ずつ、それぞれご自身が日本代表テクニカルを務めていたときのお話があり、ビデオテープのコピーとパソコンでの数値計算だった時代から、スポーツコードの導入により、試合中のライブコーディング&レビューへと発展してきた歴史を一気に振り返ることになりました。ここでもやはり、ソフトウェアや機材が発達しても、大事なことは「コーチや選手の要求に答えること」であり、常にそれに対する工夫と努力をされてきた姿が印象的でした。
その後、このユーザーカンファレンス初めての試みでもあるパネルディスカッションでは、フロアからも積極的なご質問があり、現場での苦労やそれに対する知恵の数々が披露されていました。

次に特別講演として、梅林薫様(大阪体育大学)から「情報分析を学ぶための環境整備」と題し、大学における情報分析機材の環境整備、そして学生への機会や情報の提供に関する実践報告をいただきました。
大阪体育大学様では、他の大学にさきがけてゲーム分析ルームを設け、学生たちが自由に使用できるようになっています。そこでは大学のスタッフが学生のサポートにあたるほか、適宜、講習会やセミナーを開いて最新の情報を提供しています。他の大学に先駆けてこうした環境整備ができた理由として、「スポーツ科学の重要性の認知」「人とのつながり」「チームワークでのプロジェクト推進」「学内の積極的な申請・提案」、そして先生をはじめとする「スタッフの情熱」を強調しておられました。

最後は弊社の水野英治が「2012年ロンドンオリンピック ホッケー予選大会から」と題し、昨年、岐阜県で開かれたホッケーロンドン五輪予選に男子日本代表のサポートスタッフとして帯同した経験を報告いたしました。

その後の懇親会では、競技の枠を超えた交流、また対戦チームの間での情報交換が盛んに見られ、主催者として開催してよかったとの意を強くできました。成功裡に終えることができた反面、準備、進行ともに反省する点がありましたが、次回の開催に向けて活かしていきたいと、Sportstec営業チーム一同、今から準備を進めております。
次回のカンファレンスにも、また今後、適宜企画していく予定のセミナーや講習会にもぜひご期待ください。

月刊トレーニング・ジャーナル8月号「ON THE SPOT/現場から」の記事

スポーツコード営業チーム 橘 肇

 

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